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2012/01/27 注目の情報

春はもうすぐ、お引越し!

早いもので1月ももうすぐ終わりです。昔から、1月は行く、2月は逃げる、3月は去るなどと言われていますから、年度末は世の中全体が忙しくなる時期なんですね。特に引越しシーズンを迎える3月は人も動けばモノも動きます。今から引越し関連銘柄に注目しておくのも良いかもしれません。

日本で引越しを請け負う業者が誕生し始めたのは1975年(昭和50年)頃だと言われています。当時はオイルショックの影響で運送業の経営危機が叫ばれていました。そんな中、新しい分野として開拓されたのが、引越し請負業だったのです。運送のノウハウに個人が満足する様々なサービスを付け加えた引越し業は、社会のニーズを捉えて大きく成長していきました。

引越し業の特徴は、需要が伸びる時期が決まっていて、ほかの時期と比べてその差が極端に大きいことが挙げられます。年度末から新年度にかけての需要は非常に高く、この時期でいかに受注するかが会社の売上高に大きく影響します。地方から出てくる大学生や専門学校生など、学生の多くはこの時期に引越しを行いますし、転勤も年度末が多くなります。

引越し件数が増え、かきいれどき!と思うものの、実は、引越し業者の数も増えていますので競争は激化。低価格競争が起こり、今では、従業員の質や引越し技術の高さなどで比較されるようになっています。単に引越しの荷物を運ぶだけの業者は選ばれないんですね。そこで、成長株である人気の引越し業者をピックアップしてみましょう。

「引越しは日通」のキャッチコピーで有名な日本通運(9062)は、2010年度の引越し売上高は575億4,200万円(HJ引越情報より)で業界1位。1937年、戦時中に日本通運法の下に設立された国営企業が始まりです。戦後、日本通運法が廃止されるとともに民間企業になりました。事務所の引越しから単身者、家族向け等まで幅広く行い、サービス面では環境に配慮した「えころじこんぽ」が有名です。ダンボールを使わず専用の梱包資材を使って荷物をまとめます。食器や洋服、靴などの専用梱包資材はよく出来ていて、見ているだけでも感心してしまいます。

大阪府堺市に本社を置くサカイ引越センター(9039)は低価格と品質で勝負。2010年度の引越し売上高は497億6,600万円(HJ引越情報より)で、業界2位と健闘しています。取扱件数では、550,330件と業界で1位を誇っています。コミカルなCMは有名で、覚えている人も多いと思います。俳優の徳井優さん(芸人さんではないですよ)がコテコテの関西人に扮し社名を連呼するCMは今見ても新鮮です。1993年に放映された「♪べんきょうしまっせ引越しのサカイ~」「ホンマかいなそうかいな」のCMはフジ・サンケイグループ広告大賞を受賞しています。

コミカル系のCMは2005年の八百屋編まで続きます。ちなみにそのCMは、徳井さん扮する八百屋の店主がギャグを連発!「希望、要望、これゴボウ・・・ 安いで~」と言ってリンボーダンスをしながら画面から消えて行くんです。興味のある方はパソコンで検索してご覧になってみてください。コミカルCM以降は、「マイスタークオリティ」という技術面をアピールしています。この間、東証2部上場、東証・大証1部上場指定替えを実現しています。

そしてもうひとつ、クロネコヤマトで有名な宅急便のノウハウを活かしたヤマトホームコンビニエンスがあります。ヤマトホールディングス(9064)100%出資の子会社で、2010年度引越し売上高は461億1,300万円(HJ引越情報より)で業界3位。取扱件数では、500,000件とサカイ引越センターに肉薄しています。特徴はなんと言ってもきめ細かいサービスにあります。引越し作業そのもの丁寧さはもちろんのこと、家具や家電製品のセッティングや組み立て、車、バイクからペットの輸送まで行ってくれるんです。そのほか、防犯対策メニューやハウスクリーニングと引越し時に必要なものはここですべて揃ってしまうのではないかと思うほどです。

これら以外にも全国には数多くの引越し業者があります。引越し業界が忙しくなれば、関連するダンボール等も消費されるでしょうし、アパートやマンション等の賃貸契約増から、不動産・賃貸業界も活気に満ちてきます。3月下旬から4月中旬ころまでは、一年を通して人口が大きく移動する時期です。今からしっかり注目しておくと良いかもしれません。


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