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2011/12/22 注目の情報

2012年のキーワードは「復興」

2011年も残りわずか。振り返ってみると欧州の債務問題や円高等、様々な問題があり株価は振るいませんでした。投資家の皆さんにとって、いろいろな意味で勉強になった一年ではなかったでしょうか。冬来たりなば春遠からじ、とはよく言ったもので、2012年は株式市場の明るい未来を期待します。

東北の復興で日本経済も明るく!

2011年3月11日に起きた東日本大震災が甚大な被害を及ぼしたことは皆さんご承知の通りです。政府も巨額の予算を投入することが決まっていますし、復興需要はおよそ25兆円とも言われていますので、東北の復興は日本の経済にとっても大きな希望です。2012年の銘柄選びも復興関連の銘柄を抜きにしては語れません。

復興銘柄とひと口に言っても、銘柄は多岐にわたります。そのひとつひとつを詳しく分析していったらどれほど時間がかかるか分かりません。そこで、復興の進み具合を見ながら先を見越してその分野から選ぶのが得策です。

復興といえば、道路などのインフラ整備から、瓦礫撤去、地盤改良、住宅・店舗建設など建築土木分野の産業が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。復興途中では、仮設住宅やプレハブ等の需要も高まりますし、日本全国に目をやれば、防災関連銘柄にも注目したいところです。復興のニュース等に気を配り、現地の生の声を聞くことで、一歩先行く未来が見えてくるのかもしれません。

それでは、まずはインフラの根幹である道路事業から見ていきましょう。日本の道路舗装部門の最大手、NIPPO(1881)は、昭和9年、当時の日本石油(現・JX日鉱日石エネルギー)の道路部門と浅野物産(現・丸紅)の道路部門の合併により誕生しました。競輪場やサーキット、自動車テストコースなどの設計・施工を多く手掛け、急こう配に関する舗装技術は世界トップレベルです。

個人宅や商店の駐車場舗装・施行など身近な工事を中心に手掛ける前田道路(1883)も復興株として押さえたいところです。地域密着型で事業を展開し、NIPPOに次ぐ業界2位。住宅周りや細い路地まで小回りの利く施工技術で復興に一役買っています。

山間部や丘に崩れた斜面もしくは崩れそうな崖。その近くに住宅あったなら、安全のために早急に補強が必要になってきます。地質調査と基礎土木工事を一体施行できる強みを持ち、がけ崩れ補修、地盤改良など特殊技術を持っている日特建設(1929)は選択肢に入れたいですね。

道路の復旧が進むとモノの行き来が容易になり瓦礫撤去が始まります。見落とされがちですが、以前の住環境を取り戻すためには、衛生面での復旧も必要になってきます。そこで消臭・殺菌関連株を見てみましょう。

消臭・殺菌銘柄で、注目したいのが宇部マテリアルズ(5390)です。津波による汚水槽などからの悪臭の問題に、同社の水酸化マグネシウムが活躍。増産体制に入っています。また、水酸化マグネシウムは亜硫酸ガスを吸着することから、自家発電の排煙脱硫に使われます。震災による電力不足で自家発電を利用するところが増え、それに伴い水酸化マグネシウムの需要も増大しています。

同社は消石灰でも復興に一役買っています。消石灰は安価で即効性のある殺菌剤として鳥インフルエンザ発生時や口蹄疫対策などで利用されてきました。被災地でも瓦礫撤去後の場所へ消石灰投入が始まり、日本一の生産能力を誇る同社の消石灰は増産体制真っただ中です。

また、今回の震災で改めて地盤改良の重要性が分かってきました。東北から関東にかけて各所で地盤沈下や液状化現象が起った中で、東京ディズニーリゾートは臨海にも関わらず駐車場の一部が液状化しただけで済みました。これも地盤改良を行っていたおかげです。

地盤改良の分野では、沈下・液状化・止水・土壌汚染などの対策技術に定評がある不動テトラ(1813)が挙げられます。震災復興銘柄として早くから注目を浴び、今後の予算編成で重点的に配分される可能性が高いとも言われています。ちなみに消波ブロックのテトラポッドは不動テトラの登録商標なんです。ご存知でしたでしょうか。

このほかにも、住宅の建築が進めば建材、ガラス、なかには住宅用ソーラーパネルなどの需要も見込めるかもしれません。東北の復興と共に日本の経済が周り出す。まさにがんばれ東北、がんばれ日本です。2012年は前向きなサイクルが本格的に回りだす年になりそうです。


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